“たかぼうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高箒77.8%
竹箒22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、にょっと出た、お源を見ると、取次に出ないも道理、勝手働きの玉襷たまだすき長刀なぎなた小脇に掻込かいこんだりな。高箒たかぼうき手拭てぬぐいかぶせたのを、柄長に構えて、逆上のぼせた顔色がんしょく
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ある人々はそれを臆病者の噂と聞き流して、いわゆる高箒たかぼうきを鬼と見るたぐいに過ぎないと冷笑あざわらっていた。
半七捕物帳:23 鬼娘 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
おれのく手には二人ふたりの男が、静に竹箒たかぼうきを動かしながら、路上にあかるく散り乱れた篠懸すずかけの落葉を掃いてゐる。
東洋の秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そう言ったなり、竹箒たかぼうきをひいて、さっさとにかくれてってしまった。