“ひっぱら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引払80.0%
畢鉢羅20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それとも江戸へけえろうかと思う事も有るが、お前が此処に居るうちうしても離れる事は出来ないが、村中むらじゅうで憎まれてるから土手に待伏でもして居て向臑むこうずねでも引払ひっぱらわれやアしねえかと心配でのう
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私は引払ひっぱらって手を引いた。幻に見えるのは、例の黒いかめ煉薬ねりやくです。——その向った柱には、どんな姿が、どんなありさまになっていたとお思いになります、これにかかってはたまらない。汚らわしい。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
悉達しった太子出家して苦行六年に近く畢鉢羅ひっぱら樹下じゅげに坐して正覚しょうがくを期した時、波旬はじゅんの三女、可愛、可嬉、喜見の輩が嬌姿荘厳し来って、何故心を守って我をざる