“悉達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しった40.0%
しつた40.0%
シッダルタ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
インドで顕著なは犍陟馬カンタテム王で悉達しった太子これに乗って宮を脱れ出た。前生かつて天帝釈だった由(『六度集経』八)。
だが、此時、安部豊氏の記述によると——「市村羽左衛門」——かけ持ちに、横浜の蔦座ツタザへ出勤した。「釈迦八相記」の悉達しつた太子である。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
迷える人間の子悉達シッダルタは、ついに「因縁」、「無我」の内観によって、三界の覚者、仏陀ほとけとして、まさしく誕生したのです。仏誕ここに二千五百余年、釈尊は生まれ、そして彼岸へきました。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)