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暴
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にわ
ふりがな文庫
“
暴
(
にわ
)” の例文
そこで黒猩
暴
(
にわ
)
かにすね出し、空缶を番人に投げ付け、
牀
(
とこ
)
に飛び上り、毛布で全身を隠す、その
体
(
てい
)
気まま育ちの小児に異ならなんだ。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
宋朝以来南支那に盛んな五通神は、家畜の精が丈夫に化けて
暴
(
にわ
)
かに人家に押し入り、美婦を強辱するのだ(『
聊斎志異
(
りょうさいしい
)
』四)。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
いずれも、生態が菌類に
酷
(
よく
)
似た密生草で、野馬群住する地に産するから馬精より生ずといわれ、菌と等しく発生が甚だ
暴
(
にわ
)
かだから
無夫之婦
(
むふのふ
)
などに名を立てられたのだ。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
だが第一に熱風熱沙
毎
(
いつ
)
もその身を苦しめ、第二に悪風
暴
(
にわ
)
かに起れば身に飾った宝衣全く失わる、第三には上に述べた金翅鳥に逢うと死を免れぬ、それから四事不可思議とは
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
暴
(
にわ
)
かに富んで美衣好食するを見て上の婆羨ましくまた摺り臼を借りて爺とともに挽くに、唄の文句を忘れ「爺々前には糞下りろ、婆々前には尿下りろ」と唄うた通り不浄が落ちたので
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
予が学び知るところまた自ら経験せるところを以てすれば、屁とか
噦
(
しゃくり
)
とかいうものはこれを
恣
(
ほしいま
)
まにすれば所を嫌わず続出し、これを忍べば習い性となって決して
暴
(
にわ
)
かに出て来るものでない。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
“暴”の意味
《名詞》
(ボウ) 荒々しいこと。乱暴であること。また、そのさま。
(ボウ) 道理にはずれていること。不法であること。また、そのさま。
《形容動詞》
(あかしま、あからしま) にわかなさま。急なさま。あからさま。
(出典:Wiktionary)
暴
常用漢字
小5
部首:⽇
15画
“暴”を含む語句
暴露
暴風
暴風雨
自暴自棄
粗暴
暴雨
兇暴
大暴風
暴虐
大暴風雨
狂暴
乱暴狼藉
暴騰
暴動
暴出
自暴
乱暴
暴戻
亂暴
暴々
...