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暴
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あれ
ふりがな文庫
“
暴
(
あれ
)” の例文
雨風のなおはげしく
外
(
おもて
)
をうかがうことだにならざる、静まるを待てば夜もすがら
暴
(
あれ
)
通しつ。家に帰るべくもあらねば姉上は通夜したまいぬ。
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今の心の
状
(
さま
)
を察するに、
譬
(
たと
)
えば酒に酔ッた如くで、気は
暴
(
あれ
)
ていても、心は妙に
昧
(
くら
)
んでいるゆえ、見る程の物聞く程の事が眼や耳やへ入ッても底の認識までは届かず
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
帰
(
けえ
)
らねえ事も有るから、それで
私
(
わし
)
が案じるからいうので、行くなアとはいわねえ、行っても
能
(
いゝ
)
から早く
帰
(
けえ
)
って
来
(
こ
)
うというのだ、お
前
(
めえ
)
は今迄親に
暴
(
あれ
)
え
言
(
こと
)
をいい掛けた事はねえが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そのお
家
(
うち
)
の
子供衆方
(
こどもしゅがた
)
の
咄
(
はな
)
しでは、おばあさんの来るという日の夜に限って、山から狐が沢山に下りて、そのお宅の縁側は、土でざらざらになるのと、きっとその日は雨風で
暴
(
あれ
)
るということです。
糸繰沼
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
同時に大きな
暴
(
あれ
)
が窓を破るかに打ち叩いた。
小曲
(新字新仮名)
/
橋本五郎
(著)
▼ もっと見る
短慮功を為さずと遺言され、それから
些
(
ちっ
)
とばかりおとなしくなったが、気の
暴
(
あれ
)
えのは
性質
(
うまれつき
)
だから止まねえのよ、今日
高輪
(
たかなわ
)
から
乗合船
(
のりえいぶね
)
で客を送り、深川へ上げて佐賀町の友達の処で用を
達
(
た
)
し
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“暴”の意味
《名詞》
(ボウ) 荒々しいこと。乱暴であること。また、そのさま。
(ボウ) 道理にはずれていること。不法であること。また、そのさま。
《形容動詞》
(あかしま、あからしま) にわかなさま。急なさま。あからさま。
(出典:Wiktionary)
暴
常用漢字
小5
部首:⽇
15画
“暴”を含む語句
暴露
暴風
暴風雨
自暴自棄
粗暴
暴雨
兇暴
大暴風
暴虐
大暴風雨
狂暴
乱暴狼藉
暴騰
暴動
暴出
自暴
乱暴
暴戻
亂暴
暴々
...