あらび)” の例文
かゝる場合については、請ふ思へ、あらび意志とまじりて相共にはたらくがゆゑに、その罪いひのがるゝによしなきことを 一〇六—一〇八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
是故に意志の屈するは、その多少を問はず、あらびにこれの從ふなり、しかしてこれらの魂は聖所せいじよに歸るをうるにあたりてかくなしき 七九—八一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かの事ありしよりこの方、あらびいつはりをもてかすむることをなし、後あがなひのためにポンティ、ノルマンディア及びグアスコニアを取れり 六四—六六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
もしあらびとは、ひらるゝ人いさゝかも強ふる人にくみせざる時生ずるものゝいひならば、これらの魂はこれによりて罪をのがるゝことをえじ 七三—七五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されど目を下に注げ、血の河近ければなり、すべてあらびによりて人をそこなふものこの中に煮らる 四六—四八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
あらびの手を己が身己が産にくだすことあり、この故に自ら求めて汝等の世を去り 四〇—
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)