美醜びしう)” の例文
即ち女の美醜びしうめるのさへ百分の四以上をえないらしい。しかもこれは前に言つたやうに教育なり趣味なりの程度の似よつた人びとのあひだだけである。
耳目記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
これがため美醜びしうの標準にくるひが出やうとは猶更なほさら懸念できない。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)