“びしう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尾州50.0%
美醜50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六郎 お先觸れの同勢はもはや尾州びしう熱田あつたまで到着したとか申すことでござりまする。
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
四國の丸龜までもどる者なりと答るに彼男私しは江州がうしうにて候が江戸表へあきなひに參り只今歸り道也是からまた尾州びしう名古屋へいたり夫より京大坂へ仕入しいれに登り候つもりに付幸ひ御供同樣に御召連下おめしつれくださるべし一人の道中と云者いふものは道にあきるものゆゑ御咄相手おはなしあひてに御同道仕つり度と然も馴々なれ/\しく申すにぞ後藤は否々いな/\某はまた道連みちづれの有は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
即ち女の美醜びしうめるのさへ百分の四以上をえないらしい。しかもこれは前に言つたやうに教育なり趣味なりの程度の似よつた人びとのあひだだけである。
耳目記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
これがため美醜びしうの標準にくるひが出やうとは猶更なほさら懸念できない。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)