“朱貴”の読み方と例文
読み方割合
しゅき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前夜もう、客の口からこの事を知った朱富は、奥に隠れている兄の朱貴しゅきはかって「どうしたものか?」と、まったく顔色も失っていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その日、朱貴しゅき(茶亭の亭主、実は山寨の一員)が呼んだ早舟に乗せられて、対岸の金沙灘きんさたんで舟を下りた林冲りんちゅうは、行く行く、その要害には舌を巻いた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この梁山泊へ来て宋万そうまん杜選とせん朱貴しゅきなどの仲間を得、いつか七、八百人の頭目にまつりあげられていた者だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)