“杜選”の読み方と例文
読み方割合
とせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の幕僚、杜選とせん宋万そうまんの二名は平凡、ひとり豹子頭ひょうしとう林冲りんちゅうなるものこそ英俊えいしゅんと見えた。——林冲はいぜん京師で、近衛軍このえぐんの兵法師範を勤めていた者とか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この梁山泊へ来て宋万そうまん杜選とせん朱貴しゅきなどの仲間を得、いつか七、八百人の頭目にまつりあげられていた者だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
誰かと見れば、日限切ッての約束した林冲の様子いかにと、それとなく見にきた白衣秀士びゃくえしゅうし王倫おうりん杜選とせん宋万そうまん、そのほか梁山泊の手下てか数十人の群れだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)