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善悪
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ぜんあく
ふりがな文庫
“
善悪
(
ぜんあく
)” の例文
旧字:
善惡
もう
善悪
(
ぜんあく
)
なしに、どうでもとまらなければならなかった。やっと林の間に出た。そこここに大きな
花
(
か
)
こう
岩
(
がん
)
が
転
(
ころ
)
がっていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
むろん
人間
(
にんげん
)
には、
賢愚
(
けんぐ
)
、
善悪
(
ぜんあく
)
、
大小
(
だいしょう
)
、
高下
(
こうげ
)
、さまざまの
等差
(
とうさ
)
があるので、
仏教
(
ぶっきょう
)
の
方便
(
ほうべん
)
も
穴勝
(
あながち
)
悪
(
わる
)
いものでもなく、
迷
(
まよ
)
いの
深
(
ふか
)
い
者
(
もの
)
、
判
(
わか
)
りのわるい
者
(
もの
)
には
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
かゝる人は
胸
(
むね
)
に
明
(
あきらか
)
なる
鏡
(
かゞみ
)
ありて、
善悪
(
ぜんあく
)
を照し
視
(
み
)
てよきあしきを
知
(
し
)
りて其
独
(
ひとり
)
を
慎
(
つゝし
)
む、
之
(
これ
)
を
明徳
(
めいとく
)
の
鏡
(
かゞみ
)
といふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
戦争というものの
善悪
(
ぜんあく
)
如何
(
いかん
)
にかかわらず祖国の滅亡することは耐えられることではなかった。そこへ出現して来た
栖方
(
せいほう
)
の新武器は、聞いただけでも胸の躍ることである。
微笑
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
しかるに
表裏
(
ひょうり
)
という言葉を用うると、とかく従来の習慣に
捉
(
とら
)
われ、表は善く、裏は悪きものと解し、ただちに
是非
(
ぜひ
)
、
曲直
(
きょくちょく
)
、
善悪
(
ぜんあく
)
の区別をこれに結びつけ、物の見方人の見方を
誤
(
あやま
)
ることが多い。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
「
茶
(
ちゃ
)
わんの
善悪
(
ぜんあく
)
は、なんできめるのだ。」と、
殿
(
との
)
さまは
申
(
もう
)
されました。
殿さまの茶わん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
人民
(
じんみん
)
からはさまざまの
祈願
(
きがん
)
が
出
(
で
)
るであろうが、その
正邪
(
せいじゃ
)
善悪
(
ぜんあく
)
は
別
(
べつ
)
として、
土地
(
とち
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
となった
上
(
うえ
)
は一
応
(
おう
)
丁寧
(
ていねい
)
に
祈願
(
きがん
)
の
全部
(
ぜんぶ
)
を
聴
(
き
)
いてやらねばならぬ。
取捨
(
しゅしゃ
)
は
其上
(
そのうえ
)
の
事
(
こと
)
である。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
矢張
(
やは
)
り
人物
(
じんぶつ
)
の
善悪
(
ぜんあく
)
は、うまく
行
(
い
)
った
場合
(
ばあい
)
よりも
拙
(
まず
)
く
行
(
い
)
った
場合
(
ばあい
)
によく
判
(
わか
)
るようでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
善
常用漢字
小6
部首:⼝
12画
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
“善悪”で始まる語句
善悪無
善悪正邪
善悪邪正