たの)” の例文
夫人は酒をたのそうに呑みながら、こんな判らないことをジャネットに言いかけコップを大事そうにめ眼をつぶっている。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
たのしくもないのに笑ったり、腹も立たないのにおこったり、こんな講壇の上などに立ってあなた方から偉く見られようとしたりするので、これはある程度まで成功します。
おはなし (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
親父がそれでたのしいならうするがいいだらうと簡単に賛成する。