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卓敬
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たくけい
ふりがな文庫
“
卓敬
(
たくけい
)” の例文
太祖の崩ぜるは
閏
(
うるう
)
五月なり、諸王の
入京
(
にゅうけい
)
を
遏
(
とど
)
められて
悦
(
よろこ
)
ばずして帰れるの後、六月に至って
戸部侍郎
(
こぶじろう
)
卓敬
(
たくけい
)
というもの、
密疏
(
みっそ
)
を
上
(
たてまつ
)
る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
高巍
(
こうぎ
)
の説は、
敦厚
(
とんこう
)
悦
(
よろこ
)
ぶ
可
(
べ
)
しと雖も、時既に
晩
(
おそ
)
く、
卓敬
(
たくけい
)
の言は、明徹用いるに足ると雖も、勢
回
(
かえ
)
し難く、朝旨の酷責すると、
燕師
(
えんし
)
の暴起すると、実に
互
(
たがい
)
に
已
(
や
)
む
能
(
あた
)
わざるものありしなり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
戸部侍郎
(
こぶじろう
)
卓敬
(
たくけい
)
執
(
とら
)
えらる。帝曰く、
爾
(
なんじ
)
前日諸王を
裁抑
(
さいよく
)
す、今
復
(
また
)
我に臣たらざらんかと。敬曰く、先帝
若
(
も
)
し敬が言に
依
(
よ
)
りたまわば、殿下
豈
(
あに
)
此
(
ここ
)
に至るを得たまわんやと。帝怒りて之を殺さんと欲す。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
卓
常用漢字
中学
部首:⼗
8画
敬
常用漢字
小6
部首:⽁
12画
“卓”で始まる語句
卓子
卓
卓子台
卓上
卓布
卓袱台
卓子掛
卓犖
卓越
卓見