“おくすり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丸薬25.0%
催眠剤25.0%
御薬25.0%
賄賂25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……義兄にいさんがおこゝろづくしの丸薬おくすりですわね。……わたし最初さいしよ見舞みまひつたとき、ことづかつてまゐりました……あのくすりを、お婿むこさんのから、葡萄酒ぶだうしゆちひさな硝子盃コツプあがるんだつて、——えゝ、先刻さつき……
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
真白い羽二重はぶたえのパジャマを引っかけながら、どうも昨夜、催眠剤おくすりみ過ぎたらしいと云い云い湯に這入ったというんだ
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
結構な御薬おくすりの採れます場所は、また御守護の神々かみがみ仏様ほとけさまも、出入ではいりをおめ遊ばすのでございましょうと存じます。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その筋へそっとまわ賄賂おくすりの金を工面していたらしい。
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)