“催眠剤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいみんざい66.7%
おくすり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だいぶ前から不眠症にかかって催眠剤さいみんざいらねば寝付きの悪くなっていた彼は、秋近の夜の眠のためには、いよいよ薬を強めねばならなかった。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そこで催眠剤さいみんざいの大箱を一個買い、それからほかの薬屋に行って別種の催眠剤を一箱買った。
姥捨 (新字新仮名) / 太宰治(著)
真白い羽二重はぶたえのパジャマを引っかけながら、どうも昨夜、催眠剤おくすりみ過ぎたらしいと云い云い湯に這入ったというんだ
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)