“枝振”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えだぶり77.8%
えだぶ22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九里は又マロニエの幹を長い棒麺麭ぼうパン、梢の枝振えだぶりを箒、白樺を「砂糖漬の木」などと言つた。さうして三人が歩きなが
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
と言つて、障子を引明けると、庭にある枝振えだぶりの松がうまく立花のなかに取入れられたさうだ。流石に池坊式でこれにはこしらごとわざとらしさがある。
べつはらちもしませぬ……。枝振えだぶりをなおめにるのと、悪戯いたずらるのとは、気持きもちがすっかりちがいます。私達わたくしたちにはその気持きもちがよくわかるのです……。
四五本しごほんまがつたりたふれたりだが、竹垣たけがき根岸流ねぎしりうとりまはした、木戸きどうちには、うめ枝振えだぶりのいのもあるし、何處どこからつたか、はしうへやなぎ枯葉かれは風情ふぜいがある。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)