枝振えだぶ)” の例文
べつはらちもしませぬ……。枝振えだぶりをなおめにるのと、悪戯いたずらるのとは、気持きもちがすっかりちがいます。私達わたくしたちにはその気持きもちがよくわかるのです……。
四五本しごほんまがつたりたふれたりだが、竹垣たけがき根岸流ねぎしりうとりまはした、木戸きどうちには、うめ枝振えだぶりのいのもあるし、何處どこからつたか、はしうへやなぎ枯葉かれは風情ふぜいがある。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
でも、人間にんげんは、この枝振えだぶりがらないなどとって、時々ときどきはさみでチョンチョンえだむことがあるでしょう。そんなときにあなたがた矢張やははらちますか?