“尼様”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまさん66.7%
あまさま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お前、私達だって、口じゃあ分るようにいえないよ。みんな尼様あまさんが御存じだから、聞きたきゃあの方に聞くが可いんだ。」
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
六日むいか目に同室の婦人は後方うしろ尼様あまさんの様な女の居る室に空席が出来たと云つて移つて行つた。汽車はたまの様な色をした白樺の林の間ばかりを走つて居る。稀には牛や馬の多く放たれた草原くさはらも少しはある。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
『けれど尼様あまさまのやうに見える寂しい頭だつて良人うちは嫌ひなのよ。』
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)