“厨川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くりやがわ80.0%
くりやがは20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
厨川くりやがわしゃくに近き家なり。土淵村の安倍家の四五町北、小烏瀬川こがらせがわ河隈かわくまたての址あり。八幡沢はちまんざたてという。八幡太郎が陣屋というものこれなり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その麓を流るる川を厨川くりやがわといい、これを越えるとすぐに柵址への上り口となる。ただしこの厨川というのは、安倍貞任の最期を告げた奥州の厨川とは全然別の厨川だ。
春雪の出羽路の三日 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
盛岡の安倍館あべだての付近にもあり。厨川くりやがはの柵に近き家なり。土淵村の安倍家の四、五町北、小烏瀬川の河隈かはくまに館の址あり。八幡沢はちまんざはの館といふ。八幡太郎が陣屋といふものこれなり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)