“河隈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かはくま66.7%
かわくま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
露伴氏が或時利根川へ魚釣うをつりに出掛けた事があつた。とある河隈かはくまへ来ると、氏はそこに立停つた。そして通りかゝりの漁師を呼びとめて訊いた。
盛岡の安倍館あべだての付近にもあり。厨川くりやがはの柵に近き家なり。土淵村の安倍家の四、五町北、小烏瀬川の河隈かはくまに館の址あり。八幡沢はちまんざはの館といふ。八幡太郎が陣屋といふものこれなり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
厨川くりやがわしゃくに近き家なり。土淵村の安倍家の四五町北、小烏瀬川こがらせがわ河隈かわくまたての址あり。八幡沢はちまんざたてという。八幡太郎が陣屋というものこれなり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)