自伝じでん
幼い時から、小説類を讀むことが好きで、十二三の頃から古いものでは水滸傳だとか三國志だとか、新らしいものでは涙香の飜譯物や、南翠の作を好んで讀んだ。無論、其時分は文學なるものゝ意味が分つて讀んだのでもなければ、又、文學者にならうと思つたのでも …
作品に特徴的な語句
はい 悄氣しよげ
題名が同じ作品
自伝 (新字新仮名)黒島伝治 (著)
自伝 (新字旧仮名)山之口貘 (著)