“しんり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シンリ
語句割合
真理28.6%
心裡28.6%
心理21.4%
心裏16.7%
清里2.4%
眞理2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえ真理しんり発見はっけんするためとはいいながら、ほかには、健康けんこうで、自由じゆうに、生活せいかつする同類どうるいがあるのを、ぼくも、やはりかわいそうにおもったのでした。
世の中のために (新字新仮名) / 小川未明(著)
戦況ひとたび不利になれば、朋友相信じる事さえ困難になるのだ。民衆の心裡しんりというものは元来そんなに頼りないものなのだ。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
すなは太古たいこ國民こくみんかならずしもいし工作こうさくして家屋かをくをつくることをらなかつたのではない。たゞその心理しんりから、これを必要ひつえうとしなかつたまでゞある。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
吾人の心裏しんりに往来する喜怒哀楽は、それ自身において、吾人の意識の大部分を構成するのみならず、その発現を客観的にして
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たずねる先は渾河と奉天との丁度まん中で、その土地でも有名なりゅうという資産家の宅であるが、そこまではまだ十七清里しんりほどあると聞かされて、堀部君はがっかりした。
雪女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
火山かざん地震ぢしん安全瓣あんぜんべんだといふことわざがある。これには一めん眞理しんりがあるようにおもふ。勿論もちろん事實じじつとして火山地方かざんちほうにはけつして大地震だいぢしんおこさない。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)