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懐裡
ふりがな文庫
“懐裡”のいろいろな読み方と例文
旧字:
懷裡
読み方
割合
ふところ
80.0%
くわいり
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふところ
(逆引き)
馭者は
懐裡
(
ふところ
)
を
捜
(
さぐ
)
りて、油紙の
蒲簀莨入
(
かますたばこい
)
れを取り出だし、いそがわしく一服を喫して、直ちに物語の端を
発
(
ひら
)
かんとせり。白糸は渠が吸い殻を
撃
(
はた
)
くを待ちて
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「善さん、しッかりなさいよ、お紙入れなんかお忘れなすッて」と、お熊が笑いながら出した紙入れを、善吉は苦笑いをしながら胸もあらわな
寝衣
(
ねまき
)
の
懐裡
(
ふところ
)
へ押し込んだ。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
懐裡(ふところ)の例文をもっと
(4作品)
見る
くわいり
(逆引き)
「ハムレツト」の幽霊は実に此観念、この畏怖より、シヱークスピアの
懐裡
(
くわいり
)
に
産
(
うま
)
れたり。
他界に対する観念
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
懐裡(くわいり)の例文をもっと
(1作品)
見る
“懐裡”の意味
《名詞》
ふところ。
心中。むねの内。
(出典:Wiktionary)
懐
常用漢字
中学
部首:⼼
16画
裡
漢検準1級
部首:⾐
12画
“懐”で始まる語句
懐
懐中
懐手
懐紙
懐疑
懐剣
懐炉
懐柔
懐刀
懐妊
“懐裡”のふりがなが多い著者
広津柳浪
尾崎紅葉
北村透谷
泉鏡花
小川未明