“懷裡”のいろいろな読み方と例文
新字:懐裡
読み方割合
かいり50.0%
ふところ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佛人フツジンごとくに輕佻けいてふうごやすきにあらず、默念焦慮もくねんせうりよして毒刄どくじん懷裡かいりたくはふるは、じつ露人ロジン險惡けんあくなる性質せいしつなり。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
飛行家ほど自然の征服者のやうに見えるものもないが、その實、高く飛ぶことによつて、より大きな自然の懷裡ふところに飛び込むことを身をもつて證據立てたのも、あの亞米利加人であつた。
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)