懷裡ふところ)” の例文
新字:懐裡
飛行家ほど自然の征服者のやうに見えるものもないが、その實、高く飛ぶことによつて、より大きな自然の懷裡ふところに飛び込むことを身をもつて證據立てたのも、あの亞米利加人であつた。
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)