“夢裡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むり75.0%
ゆめ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その夢裡むりの変化が、両手で面をくして、恐怖に五体がすくみ、声を出すことも出来ぬ長崎屋を、嘲けるが如く、追いかけて、つぶやくのだった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
夢裡むりに見る風景は作者が明治三十年代頃に見馴れた千駄ヶ谷附近田園の描写である。)
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
心の闇に迷い疲れた竜之助は、こうしたうちにも、うつらうつらと夢裡ゆめに入る。
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)