“はひり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハヒリ
語句割合
66.7%
這入33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父の日記は、大凡おほよそ農業日記であつて、そのなかに、ぽつりぽつり、僕に呉れた小遣銭こづかひせんの記入などがあるのである。明治廿二年のくだりに、宝泉寺え泥ぼうはひり、伝右衛門下男げなんもちて表よりゆく
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
まうすと失敬しつけいですが其以外そのいぐわい學校がくかうにはおはひりにならなかつたのですか
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
掛内に這入はひりふしみ居し折柄をりから燒場の外面おもての方に大喧嘩おほげんくわが始りし樣子故何事かと存じそつと出てうかゞひしにくらき夜なれば一かうわからず暫時しばらく樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
立廻る駕籠舁かごかき惡漢共わるものども門邊かどべを通りかゝりしが兩人の樣子を見て此所へ這入はひり來りしかば八五郎はわるやつが來りしとは思へどもあだ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
云つゝ同くたつに這入はひりしに女房お梅は振返ふりかへりオヤ長兵衞樣能こそ御入下されしと少しあかくなりしが早々さう/\ながし元ヘ行甲斐々々しく酒肴の支度を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)