“いる”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イル
語句割合
52.9%
入用17.6%
11.8%
5.9%
5.9%
5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしているまで、あたり次第しだいなんでも御座ござれ、其日そのひるだけのこと一心不亂いつしんふらんなければならぬ。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「それでもわたしはハラハラしました。殿様から教えられたせりふといえば、あそこまでしかなかったのですから。あれから先が入用いるようなら、どうしたものかと思いましてね」
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
はだかなる所以ゆゑん人気じんきにて堂内のねつすることもゆるがごとくなるゆゑ也。願望ぐわんまうによりては一里二里の所より正月三日の雪中寒気はだへいるがごときをもいとはず、はしらのごとき氷柱つらゝ裸身はだかみ脊負せおひて堂押にきたるもあり。
久しく決闘を忘れたる世人の耳朶じだを驚し、陪席判事は皆その請求のいるるべからざるを主張し、決闘裁判に関する古法律は形式上は未だ廃止されてはおらぬが、古代の蛮法であって
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
知り兼々恐れていると云うだけしか分らぬと申ました(荻)でも奸夫より外に一寸ちょっと其様な遺恨は有るまい(大)ハイ外には一寸と思い附ません併し六ヶしい犯罪には必ず一のミステリイ(不可思議)と云う者が有ますミステリイは到底罪人を
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
朝鮮の俘虜を囚へこめしところのあとといふも、夏草の生ひ茂るにまかせ、うばら、からたち、ややもすれば足をいるるの隙なからむとす。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)