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入
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いる
ふりがな文庫
“
入
(
いる
)” の例文
第五、上士族の内にも小禄の貧者なきに非ざれども、
概
(
がい
)
してこれを見れば、その活計は
入
(
いる
)
に心配なくして、ただ
出
(
いずる
)
の一部に心を
用
(
もちう
)
るのみ。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
そして
日
(
ひ
)
の
入
(
いる
)
まで、
手
(
て
)
あたり
次第
(
しだい
)
、
何
(
なん
)
でも
御座
(
ござ
)
れ、
其日
(
そのひ
)
に
爲
(
す
)
るだけの
事
(
こと
)
を
一心不亂
(
いつしんふらん
)
に
爲
(
し
)
なければならぬ。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
と
云終
(
いいおわ
)
りて其コロップを
衣嚢
(
かくし
)
に
入
(
いる
)
るに此所へ入来るは別人ならず今しも目科が呼置きたる此家の店番にして即ち先刻余と目科と此家に入込しとき店先にて大勢の
店子等
(
たなこら
)
に泡を
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
入
(
いる
)
れば第一お目の毒なれば
戸外
(
おもて
)
へ出て爛漫たる櫻の
盛
(
さか
)
り山水の
望
(
ながめ
)
は
素
(
もと
)
より
四方
(
よも
)
の人が花に
遊行
(
あくがれ
)
酒
(
さけ
)
に醉ひ打戲るゝ
景状
(
ありさま
)
を御覽にならばお目の藥と
再度
(
ふたゝび
)
言はれて
氣色
(
けしき
)
ばみ忠兵衞夫等を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
いつもはお庭に
松葉
(
まつば
)
もは
入
(
いる
)
時分秋頃から御隱居樣のはさみの音も聞えず
うづみ火
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
不図
(
ふと
)
立聞
(
たちぎき
)
して
魂魄
(
たましい
)
ゆら/\と足
定
(
さだま
)
らず、
其儘
(
そのまま
)
其処
(
そこ
)
を
逃出
(
にげいだ
)
し人なき
柴部屋
(
しばべや
)
に夢の
如
(
ごと
)
く
入
(
いる
)
と等しく、せぐりくる涙、あなた程の方の女房とは
我身
(
わがみ
)
の
為
(
ため
)
を思われてながら吉兵衛様の
無礼過
(
なめすぎ
)
た言葉恨めしく
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
雲に
入
(
いる
)
鳥の
行衛
(
ゆくえ
)
や星ひとつ 其由
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
鹿ながら
山影
(
さんえい
)
門に
入
(
いる
)
日
(
ひ
)
かな
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
聞出し今日ぞ旦那さまをお助申時なりと大に悦び一
通
(
つう
)
の願書を
認
(
したゝ
)
め天へも
登
(
のぼ
)
る心地にて梅ヶ
橋
(
はし
)
といふ處に待
請
(
うけ
)
しに聞しに
違
(
たが
)
はず夜に
入
(
いる
)
と右三人の
供人
(
ともびと
)
定紋付
(
ぢやうもんつき
)
の
箱挑灯
(
はこちやうちん
)
を先に立
道
(
みち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
鹿ながら
山影
(
さんえい
)
門
(
もん
)
に
入
(
いる
)
日
(
ひ
)
かな
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
願ひ奉つる因ては何なりとも有合の
御肴
(
おさかな
)
をさし上候はんと
只管
(
ひたすら
)
に
詫入
(
わびいり
)
ければ武士は忽ち顏色を
和
(
やは
)
らげ是は/\御亭主の
挨拶
(
あいさつ
)
却つて
痛
(
いた
)
み
入
(
いる
)
惣
(
そう
)
じて
其方
(
そなた
)
の如く理を分て云るれば某し元より事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“入”を含む語句
這入
出入
入来
入用
入交
入替
収入
嫁入
入込
入牢
入費
混入
絶入
恐入
被入
侵入
御入来
入口
煙草入
押入
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