入用いる)” の例文
を、云いとくに入用いるだけの言葉数さえ知らない上に、どういう訳だからどうなって俺の心に済まないのかと、いうことは、彼自身にさえよくは分っていない。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「それでもわたしはハラハラしました。殿様から教えられたせりふといえば、あそこまでしかなかったのですから。あれから先が入用いるようなら、どうしたものかと思いましてね」
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それに御宅は御人数ごにんずも多いんだから入用いることも入用サね。あたしのとこなんか二人きりだから幾干いくら入用いりゃア仕ない。それでも三銭五銭と計量炭はかりずみを毎日のように買うんだからね、全くやりきれや仕ない
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)