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いり
ふりがな文庫
“
入
(
いり
)” の例文
『なあに、
柳川君
(
やながはくん
)
には
片附
(
かたづ
)
けるやうな
荷物
(
にもつ
)
もないのさ。』と
濱島
(
はまじま
)
は
聲
(
こゑ
)
高
(
たか
)
く
笑
(
わら
)
つて『さあ。』とすゝめた
倚子
(
ゐす
)
によつて、
私
(
わたくし
)
も
此
(
この
)
仲間
(
なかま
)
入
(
いり
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
また三世勝三郎の
蓮生院
(
れんしょういん
)
が三年忌には
経箱
(
きょうばこ
)
六個経本
入
(
いり
)
男女名取中、十三年忌には
袈裟
(
けさ
)
一領家元、
天蓋
(
てんがい
)
一箇男女名取中の寄附があった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ああ、なんとその鴻益は
仰山
(
ぎょうさん
)
なものにて、
荷衣白蓮
(
ホーイブレング
)
先生のわが世界に鴻業偉勲を顕わしたるは、驚き
入
(
いり
)
たることではありませんか。
禾花媒助法之説
(新字新仮名)
/
津田仙
(著)
またその
沼羽田
(
ぬばた
)
の
入
(
いり
)
日賣の命が弟、
阿耶美
(
あざみ
)
の
伊理
(
いり
)
毘賣の命に娶ひて、生みませる御子、
伊許婆夜和氣
(
いこばやわけ
)
の命、次に、
阿耶美都
(
あざみつ
)
比賣の命二柱。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
この牧場の管理人から月に十円の
手宛
(
てあて
)
を
貰
(
もら
)
っていることや、自分は他の牧場からこの
西
(
にし
)
の
入
(
いり
)
の沢へ移って来たものであることなどを話した。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
その後病気で亡くなりましたが、あの診察所に附いていた年増ね、
乳母
(
ばあや
)
というんじゃあなかったんですが、お夏さんのお気に
入
(
いり
)
で
傍
(
わき
)
の処へ。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
捻上
(
ねぢあげ
)
終
(
つひ
)
に召捕て奉行所へ
引立
(
ひきたて
)
ければ大岡殿小兵衞を見られ其方事去る十月二十八日夜兩替町島屋治兵衞方へ
忍
(
しの
)
び
入
(
いり
)
三人に手を
負
(
おは
)
せ金子千兩を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
如何
(
どう
)
いう訳か邪魔
入
(
いり
)
て間もなくそなたは
珠運
(
しゅうん
)
とか云う
詰
(
つま
)
らぬ男に、身を救われたる義理づくやら
亀屋
(
かめや
)
の亭主の圧制やら、急に婚礼するというに
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
一
斗
(
と
)
入
(
いり
)
ほど、大した大きいものではありませんが、何が入っているか、非常な重量で、口は丸い板で押えて、渋紙を掛けた上、縄で縛ってあります。
銭形平次捕物控:038 一枚の文銭
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
なかで行儀の悪い客の一人が膝の上で
先刻
(
さつき
)
の焼物の包を
開
(
あ
)
けて見た。中にはサツク
入
(
いり
)
の立派な真珠細工が入つてゐた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
加特力
(
カトリツク
)
教のユウカリストの大会があつて六十万人の信者が諸国から
入
(
いり
)
込んで居る
維納
(
ヰイン
)
へ、其れとは知らずに着いた風来の自分達は宿の無いのに困つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
また先生の
教
(
おしえ
)
に
従
(
したが
)
いて赤十字社病院に
入
(
いり
)
たる後も、先生
来問
(
らいもん
)
ありて
識
(
し
)
るところの
医官
(
いかん
)
に談じ特に予が事を
託
(
たく
)
せられたるを以て、
一方
(
ひとかた
)
ならず
便宜
(
べんぎ
)
を得たり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
かくてその年もくれて
翌年
(
よくとし
)
の二月のはじめ、此弥左ヱ門山に
入
(
いり
)
て
薪
(
たきゞ
)
を取りしかへるさ、谷に
落
(
おち
)
たる
雪頽
(
なだれ
)
の雪の
中
(
なか
)
にきは/\しく
黒
(
くろ
)
き
物
(
もの
)
有
(
あり
)
、
遙
(
はるか
)
にこれを
視
(
み
)
て
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
稀
(
まれ
)
に祐筆などより立身して小姓組に
入
(
いり
)
たる例もなきに非ざれども、
治世
(
ちせい
)
二百五十年の間、三、五名に過ぎず。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
飛騨は山国でありながら、不思議に今日はこの話が少なく、青年の愛好する北アルプスから立山方面、黒部川の
入
(
いり
)
なども今はもう安全地帯のようであります。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
さ今の内お
風呂
(
ふろ
)
にでもおは
入
(
いり
)
なさつて少し御庭でも御覽なさいまし、おやすみ遊ばしての内私が御附申て
升柄
(
ますから
)
と、看護婦に
替
(
かはり
)
しは
兼
(
かね
)
とよびて年も同十七の氣に入
うづみ火
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
それから、これは手首と一緒に警察の方へ行っているのですが、その手首には大きなルビイ
入
(
いり
)
の指環がはめてあったのだ相です。これも多分御心当りがありましょうね
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
妻君が仲に
入
(
いり
)
て
頻
(
しきり
)
にお登和嬢を説きければ嬢も詮方なく「それでは戴きましょう、ありがとうございます」と
不勝無性
(
ふしょうぶしょう
)
に受けて脇へ置きしまま中の品を見んともせず。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
今日
(
けふ
)
は
用
(
よう
)
なしの
身
(
み
)
なればとて
兄
(
あに
)
は
終日
(
しゆうじつ
)
此處
(
こゝ
)
にありけり、
氷
(
こほり
)
を
取寄
(
とりよ
)
せて
雪子
(
ゆきこ
)
の
頭
(
つむり
)
を
冷
(
ひや
)
す
附添
(
つきそひ
)
の
女子
(
をなご
)
に
代
(
かは
)
りて、どれ
少
(
すこ
)
し
私
(
わし
)
がやつて
見
(
み
)
やうと
無骨
(
ぶこつ
)
らしく
手
(
て
)
を
出
(
いだ
)
すに、
恐
(
おそ
)
れ
入
(
いり
)
ます
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
そこで彼は出獄すると福島の宅へ目をつけ、機会を待っていましたが、遂に留守番にモルヒネ
入
(
いり
)
の菓子を送り、麻酔させた上で、ゆっくり宝石を取り出そうと
企
(
たくら
)
んだのです。
琥珀のパイプ
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
その日は得念に誘はれそのまゝ後家
方
(
かた
)
へ立寄り候処、いろ/\
馳走
(
ちそう
)
に預り候上、
風呂
(
ふろ
)
に
入
(
いり
)
候処、昨夜よりの疲労一時に発し、覚えずうと/\と
眠
(
ねむり
)
を催し驚きて目を覚し候へば
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
机もなにもうばひとりてこなたかなたへうつしやる、おのれは盗人の
入
(
いり
)
たらん夜のここちしてうろたへつつ、かたへなるところに身をちひさくなしてこのをの子のありさま見をる
曙覧の歌
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
その声を聞き
付
(
つけ
)
て、稚児の親なるべし、三十ばかりなる大男、裏口より飛で
入
(
いり
)
しが。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
と云いながら
窃
(
そ
)
っと文治郎の手を下へ置いて立上り、外を
覘
(
のぞ
)
いて見てぴったり
入
(
いり
)
□□□□□□□、□□□□□□□□、□□□□□□
閉
(
た
)
て、薄暗くなった時、文治の側へぴったり坐って
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ほうほう、だいぶん熱心じゃが、それもあるにはある。しかしこれを教えるには、大分
高価
(
こうか
)
につくが、いいかね。まずウィスキーならダース
入
(
いり
)
の
函単位
(
はこたんい
)
でないと取引が出来ないが……」
毒瓦斯発明官:――金博士シリーズ・5――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「ときに小僧さんや、お前は金をたずねてこうして山奥を歩いているらしいが、私共はちと人を尋ねてこの山の中へ来たもんだ。お前はこの二三日に、この
入
(
いり
)
で人を見かけなかったかい」
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
彼等平民は
自
(
みづか
)
ら重んずる故を知らず、
自
(
おのづ
)
から侠客なるものをして
擅横
(
せんわう
)
縦暴
(
しようばう
)
の徒とならしめたり、侠客の侠客たる
所以
(
ゆゑん
)
、甚だ重しとせず、平民界に
入
(
いり
)
て一種の理想となりたる跡、
真
(
まこと
)
に痛むべし。
徳川氏時代の平民的理想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
そこで暦を見るに、彼岸は春二月の
節
(
せつ
)
より十一日目に
入
(
いり
)
七日の間を彼岸という、昼夜とも長短なく、さむからず、あつからざる故
時正
(
じしょう
)
といえり。彼岸仏参し、施しをなし、
善根
(
ぜんこん
)
をすべしとある。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
余程たって、何かがやがや話しながらみんなの足音が
入
(
いり
)
まじって
庫裏
(
くり
)
の方へ引上て行った後で、障子をあけて縁側に出て見たら、無数に赤く日に光っていたのが、ひとつ残らず、もぎとられていた。
果樹
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
「ぢや、あなたが御
金
(
かね
)
が御
入
(
いり
)
用ぢやなかつたのね。馬鹿々々しい」
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
今から思ふと、それは、五
分
(
ぶ
)
にも足りない心細い
入
(
いり
)
でした。
井上正夫におくる手紙
(新字旧仮名)
/
久保田万太郎
(著)
褒めてイヨすみれは置かれませんと挨拶するは此事より起りたる
詞
(
ことば
)
ならんと悟りぬ
兎角
(
とかく
)
いふうち
入
(
いり
)
まじへたる山の盡るほとりに一面の名鏡現れたり此ぞ諏訪の湖なると露伴子の指すに
俄
(
にはか
)
に足も
輕
(
かろ
)
く氣も勇み始めて心づきて四方を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
もうこれで
聖
(
せい
)
なる生活にお
入
(
いり
)
になって
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
○やぶ
入
(
いり
)
や
浪花
(
なにわ
)
を
出
(
いで
)
て
長柄川
(
ながらがわ
)
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
私店けし
入
(
いり
)
軽焼の義は世上一流
被為有
(
あらせられ
)
御座候
通
(
とおり
)
疱瘡はしか諸病症いみもの決して
無御座
(
ござなく
)
候に付享和三
亥年
(
いどし
)
はしか流行の節は御用
込合
(
こみあい
)
順番札にて差上候儀は全く無類和かに製し上候故御先々様にてかるかるやきまたは水の泡の如く口中にて消候ゆゑあは
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
『はゝゝゝゝ。
君
(
きみ
)
はまだ
私
(
わたくし
)
の
妻子
(
さいし
)
を
御存
(
ごぞん
)
じなかつたのでしたね。これは
失敬
(
しつけい
)
々々。』と
急
(
いそが
)
はしく
呼鈴
(
よびりん
)
を
鳴
(
な
)
らして、
入
(
いり
)
來
(
きた
)
つた
小間使
(
こまづかひ
)
に
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
美術学校にもこの騒ぎにまぎれて、
新
(
あらた
)
に
入
(
いり
)
し巨勢がゆくへ知れぬを、心に掛くるものなかりしが、エキステル一人は友の上を気づかひゐたり。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
するぞ
而
(
し
)
て藤兵衞が
所持
(
しよぢ
)
の脇差を如何の譯で汝ぢが手に
入
(
いり
)
たるぞサア/\
其譯
(
そのわけ
)
白状すべしと
問詰
(
とひつめ
)
られて彌十は
苦痛
(
くつう
)
に
堪兼
(
たへかね
)
迚
(
とて
)
も免れぬ處と覺悟を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
軒
(
のき
)
の
花
(
はな
)
を
掛
(
か
)
けます、と
入
(
いり
)
かはり
立
(
た
)
ちかはる、
二三日前
(
にさんにちまへ
)
から、もう
町内
(
ちやうない
)
は
親類
(
しんるゐ
)
づきあひ。それも
可
(
い
)
い。テケテンテケテン、はや
獅子
(
しし
)
が
舞
(
ま
)
ひあるく。
祭のこと
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この人も良い人であったけれども小普請
入
(
いり
)
になって、小普請になってみれば
閑
(
ひま
)
なものですから、御用は殆どないので、
釣
(
つり
)
を楽みにしておりました。
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
またその
氷羽州
(
ひばす
)
比賣の命が弟、
沼羽田
(
ぬばた
)
の
入
(
いり
)
毘賣の命に娶ひて、生みませる御子、
沼帶別
(
ぬたらしわけ
)
の命、次に
伊賀帶日子
(
いがたらしひこ
)
の命二柱。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
かくてその年もくれて
翌年
(
よくとし
)
の二月のはじめ、此弥左ヱ門山に
入
(
いり
)
て
薪
(
たきゞ
)
を取りしかへるさ、谷に
落
(
おち
)
たる
雪頽
(
なだれ
)
の雪の
中
(
なか
)
にきは/\しく
黒
(
くろ
)
き
物
(
もの
)
有
(
あり
)
、
遙
(
はるか
)
にこれを
視
(
み
)
て
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
君に離れてわしゃ
薔薇
(
ばら
)
の花。
濡
(
ぬ
)
れてくだけてしおしおと、ゆうべさびしい楽屋
入
(
いり
)
、
鬘
(
かつら
)
衣裳も手につかず
松井須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
十分間の休憩を置いて
管絃楽
(
オルケストラ
)
が始まる度に
下手
(
へた
)
な
連中
(
れんぢゆう
)
は
引
(
ひき
)
込んで、四方の
観棚
(
ロオジユ
)
の卓を離れて出る一双
宛
(
づゝ
)
の人間が
入
(
いり
)
乱れ
乍
(
なが
)
ら素晴しい速度で目も
彩
(
あや
)
に踊つて廻るのは
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
牛は又、非常に鋭敏な耳を持つもので、足音で主人を判別する。こんな話が出た後で私はこういう乳牛を休養させる為に
西
(
にし
)
の
入
(
いり
)
の
牧場
(
まきば
)
なぞが設けてあることを聞いた。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
しばし何事も
打
(
うち
)
わすれたる
如
(
ごと
)
く
眺
(
なが
)
め
入
(
いり
)
て、ほと長くつく息、月かげに煙をゑがきぬ。
軒もる月
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
右の漢字の隈は御承知の通り通例はクマと
訓
(
よ
)
んでおって、水流によって作られた川の岸の平地であれば、この訓みは東国で谷または
入
(
いり
)
と言うと同じ意味に用いられた地方語であろう。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
君のいうワッフルは菓子屋で売っているジャム
入
(
いり
)
だろう。あれはジャム入ワッフルといってこの原料よりモット玉子を多くして
焼粉
(
やきこ
)
を少くしてワッフル型という鉄板の型で皮を焼くのだ。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
「それは駿河の方から来て、この少し先の
入
(
いり
)
から
篠井山
(
しののいざん
)
の方へ廻ったようだ」
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「作人は本所緑町の佛師又六、大した腕のある男ぢやねえが、あの普賢菩薩だけは、後光が射すやうな出來だ。その上木戸番のお倉てえのが
滅法
(
めつぽふ
)
いゝ女で、小屋は割れつ返るやうな
入
(
いり
)
ですぜ」
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“入”を含む語句
這入
出入
入来
入用
入交
入替
収入
嫁入
入込
入牢
入費
混入
絶入
恐入
被入
侵入
御入来
入口
煙草入
押入
...