“亥年”の読み方と例文
読み方割合
いどし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、自分と同姓の、しかも自分とは一廻り下の同じ亥年いどしの二十六歳の、K刑務所に服役中の青年囚徒からの手紙だった。
死児を産む (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
私の行ったのは、文久三年亥年いどしの三月十日の朝——安さんにれられて師匠に引き合わされました。安さんが「……これが、そのお話しの兼松の次男なんで……」
一々いちいち女の名と、亥年いどし午年うまどし、幾歳、幾歳、年齢とがりつけてございましてな、何時いつの世にか、諸国の婦人おんなたちが、こぞって、心願しんがんめたものでございましょう。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)