“午年”の読み方と例文
読み方割合
うまどし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本郷菊坂に世帯しょたいを持って居りましたが丁度あの午年うまどしの大火事のあった時、宝暦ほうれき十二年でございましたかね、其の時私は十七で子供を産んだのですが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
安政五年の七月から八、九月にかけて、江戸には恐るべき虎列剌コレラ病が流行した。いわゆる午年うまどしの大コロリである。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
一々いちいち女の名と、亥年いどし午年うまどし、幾歳、幾歳、年齢とがりつけてございましてな、何時いつの世にか、諸国の婦人おんなたちが、こぞって、心願しんがんめたものでございましょう。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)