“亥之助”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いのすけ50.0%
ゐのすけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう/\退(ひ)けて居(ゐ)るには及(およ)びません、身分(みぶん)が何(なん)であらうが父(ちゝ)もある母(はゝ)もある、年(とし)はゆかねど亥之助(いのすけ)といふ弟(おとゝ)もあればその樣(やう)な火(ひ)の中(なか)にじつとして居(ゐ)るには及(およ)ばぬこと
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私(わたし)はこれから内職(ないしよく)なり何(なん)なりして亥之助(いのすけ)が片腕(かたうで)にもなられるやう心(こゝろ)がけますほどに、一生(いつしやう)一人(ひとり)で置(お)いて下(くだ)さりませとわつと聲(こゑ)たてるを噛(かみ)しめる襦袢(じゆばん)の袖(そで)、墨繪(すみゑ)の竹(たけ)も紫竹(しちく)の色(いろ)にや出(いづ)ると哀(あは)れなり。
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今宵(こよひ)は舊暦(きうれき)の十三夜(や)、舊弊(きうへい)なれどお月見(つきみ)の眞似事(まねごと)に團子(いし/\)をこしらへてお月樣(つきさま)にお備(そな)へ申(まを)せし、これはお前(まへ)も好物(かうぶつ)なれば少々(せう/\)なりとも亥之助(ゐのすけ)に持(も)たせて上(あげ)やうと思(おも)ふたれど
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
亥之助(ゐのすけ)も何(なに)か極(きま)りを惡(わ)るがつて其樣(そのやう)な物(もの)はお止(よし)なされと言(い)ふし、十五夜(や)にあげなんだから片月見(かたつきみ)に成(な)つても惡(わ)るし、喰(た)べさせたいと思(おも)ひながら思(おも)ふばかりで上(あげ)る事(こと)が出來(でき)なんだに
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)