“角力取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すもうとり64.3%
すもうと28.6%
すまふと7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一 角力取すもうとり老後を養ふに年寄の株あり。もし四本柱に坐する事を得ばこれおわりを全くするもの。一身の幸福これより大なるはなけん。
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
如何いかにも、水死人は、まるで角力取すもうとりみたいに、醜くふくれ上っていた。顔は下を向いているので分らぬけれど、服装の様子では湯治客らしい。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ツイ二三ヶ月前までは、瘠せて行くばかりであつた京子の身體に、甚だしい水腫うきが來て、角力取すまふとりのやうになつてゐた。眼が細く顏が大きくなつて、昔の面影は何處にもなかつた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)