“氏郷”の読み方と例文
読み方割合
うじさと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信長は、茶磨山ちゃうすやまの小高い所に立ちながら、戦況を見まもっていたが、やがてうしろの旗本衆を顧みて、蒲生がもうちゅうろう氏郷うじさとを呼びたてた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三条局は蒲生氏郷うじさとの娘、三丸殿は信長の第五女、姫路殿は信長の弟信包のぶかねの娘、主筋の令嬢をズラリと妾に並べてゐる。
二流の人 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
天正十八年二月七日、先鋒として蒲生氏郷うじさとが伊勢松坂城を出発した。続いて徳川家康、織田信雄は東海道から、上杉景勝、前田利家は東山道からうしおの様に小田原指して押しよせた。
小田原陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)