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度
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たき
ふりがな文庫
“
度
(
たき
)” の例文
筆には毛頭罪なき事であればお
免
(
ゆる
)
しを願い
度
(
たき
)
趣を訴え出でたるが全く其の方が盗み取ったる金子を是なる筆に遣わしたに相違ないか
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
助
(
たす
)
け
度
(
たき
)
一心に理も非もなく只々一生懸命に申立けるにぞ
越州殿
(
ゑつしうどの
)
には
何樣
(
なにさま
)
愍然
(
びんぜん
)
とは思はるれども
故意
(
わざ
)
と聲を
勵
(
はげ
)
まされて成程親の爲に一命を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
三八
(
さんぱち
)
といへる百姓は
一人
(
ひとり
)
の母につかへて、至孝ならぶものなかりける。
或年
(
あるとし
)
の
霜月
(
しもつき
)
下旬の頃、母
筍
(
たけのこ
)
を
食
(
しよく
)
し
度
(
たき
)
由
(
よし
)
のぞみける。
案頭の書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「今度御光来の節は久し振りにて晩餐でも供し
度
(
たき
)
心得に御座
候
(
そろ
)
。
寒厨
(
かんちゅう
)
何の珍味も
無之候
(
これなくそうら
)
えども、せめてはトチメンボーでもと只今より心掛
居候
(
おりそろ
)
。……」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
廿歳
(
はたち
)
といふも
今
(
いま
)
の
間
(
ま
)
なるを、
盛
(
さか
)
りすぎては
花
(
はな
)
も
甲斐
(
かひ
)
なし、
適當
(
てきたう
)
の
聟君
(
むこぎみ
)
おむかへ申し
度
(
たき
)
ものと、一
意
(
い
)
專心
(
せんしん
)
主
(
しう
)
おもふ
外
(
ほか
)
なにも
無
(
な
)
し、
主人
(
しゆじん
)
大事
(
だいじ
)
の
心
(
こゝろ
)
に
比
(
く
)
らべて
世上
(
せじやう
)
の
人
(
ひと
)
の
浮薄
(
ふはく
)
浮佻
(
ふてう
)
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
致して見ん夫に就て
急々
(
きふ/\
)
古河
(
こが
)
へ
相談
(
さうだん
)
なし
度
(
たき
)
ものなれども外の人を
遣
(
つかは
)
しては事の
分
(
わか
)
るまじければ
詮方
(
せんかた
)
なし我古河へ行きて吉右衞門殿に
面談
(
めんだん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
大道餅
(
だいだうもち
)
買
(
か
)
ふてなり三ヶ
日
(
にち
)
の
雜煮
(
ぞうに
)
に
箸
(
はし
)
を
持
(
もた
)
せずば
出世
(
しゆつせ
)
前
(
まへ
)
の三
之
(
の
)
助
(
すけ
)
に
親
(
おや
)
のある
甲斐
(
かひ
)
もなし、
晦日
(
みそか
)
までに
金
(
かね
)
二
兩
(
りやう
)
、
言
(
い
)
ひにくゝ
共
(
とも
)
この
才覺
(
さいかく
)
たのみ
度
(
たき
)
よしを
言
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
しけるに、お
峯
(
みね
)
しばらく
思案
(
しあん
)
して
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
見て重四郎は心に悦び是を
呼掛
(
よびかけ
)
何
(
いづ
)
れへ參るや其方に少し尋ね
度
(
たき
)
段
(
だん
)
あり先々
此方
(
こなた
)
へ來るべしと酒屋へ連行酒肴などを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
樂隱居
(
らくいんきよ
)
なされ
度
(
たき
)
おのぞみのよし、これ
然
(
しか
)
るべき
事
(
こと
)
と
御親類
(
ごしんるい
)
一
同
(
どう
)
の
御决義
(
ごけつぎ
)
、
私
(
わたくし
)
は
初手
(
しよて
)
から
貴君樣
(
あなたさま
)
を
東京
(
とうけう
)
へお
出
(
だ
)
し申すは
氣
(
き
)
に
喰
(
く
)
はぬほどにて、申しては
失禮
(
しつれい
)
なれどいさゝかの
學問
(
がくもん
)
など
何
(
ど
)
うでも
宜
(
よ
)
い
事
(
こと
)
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“度”を含む語句
態度
目出度
度々
芽出度
今度
二度
程度
毎度
百度
屹度
法度
再度
見度
一度
幾度
恰度
仕度
度胸
度外
数度
...