“ワタ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:わた
語句割合
50.0%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「若将軍、敵は遂に、自ら絶好な機会を作ってきましたぞ。兵法にいう。——兵半バヲワタラバ撃ツベシ——と」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ワタなかの島に とよもし来たるアタ つくして来よと セチにし思ふ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
知り人の戦死の噂 あひぎて聞え来るなり。ワタのはてより
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
スナワチ金博士は、今度ヒソカニ感ズルトコロアリテ、永年ニワタル秘密ノ一部ヲ告白コクハクスルト共ニ、コレニサシサワリアルムキニ対シ警告ヲ発スル次第ナリ。
玉劔を受領する時の動作に、「ワタす」と謂つた用語例もある。領巾ヒレ・袖をふるのも、霊ごひの為である。又、仮死者の魂を山深く覓め行くのも、こひである。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
原形は「」となり、変形したものに、直日・禍津日・つくよみ・山つみ・ワタつみなどのひ・みとなつて、かみに歩みよる筋路を作つた。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)