トップ
>
渉
>
ワタ
ふりがな文庫
“
渉
(
ワタ
)” の例文
恃
(
タノ
)
む所の深い此あて人は、庭の風景の、目立つた個処々々を指摘しながら、
其拠
(
ソノヨ
)
る所を、
日本
(
ヤマト
)
・
漢土
(
モロコシ
)
に
渉
(
ワタ
)
つて説明した。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「若将軍、敵は遂に、自ら絶好な機会を作ってきましたぞ。兵法にいう。——兵半バヲ
渉
(
ワタ
)
ラバ撃ツベシ——と」
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その南北に
渉
(
ワタ
)
つてゐる長い光りの筋が、北の端で急に広がつて見えるのは、
凡河内
(
オホシカフチ
)
の
邑
(
ムラ
)
のあたりであらう。其へ、
山間
(
ヤマアヒ
)
を出たばかりの
堅塩
(
カタシホ
)
川—大和川—が落ちあつて居るのだ。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
敵河
渉
(
ワタ
)
ラバ河ノ半バニシテ打ツ
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「其音
祝
(
ノリト
)
に似て、又歌声に
渉
(
ワタ
)
る」と評した位だ。語部は、宮廷に於てさへ、事実上平安期には既に
氓
(
ほろ
)
びて、
猿女
(
サルメ
)
の如きも、大体伝承を失うて居た。まして、地方は甚しかつたであらう。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
渉
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“渉”を含む語句
交渉
跋渉
干渉
徒渉
渉猟
渡渉
盤渉調
没交渉
渉漁
盤渉
博渉家
沒交渉
関渉
畿内跋渉
猟渉
無交渉
漫渉
渡渉退却
秇苑日渉
行渉
...