“わたる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
41.7%
33.3%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その高志こし大蛇おろちと云うのは、一体どんな怪物なのです。」「人のうわさを聞きますと、かしらと尾とが八つある、八つの谷にもわたるるくらい、大きなくちなわだとか申す事でございます。」
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
いま筆者が参照している随筆『しぐれ草紙ぞうし』の著者、会津藩士小川わたるは天保十四年生れで、文久から明治戊辰ぼしんにかけて同藩現役の中堅であった。「ところ刑は」とかれは書いている。
せいばい (新字新仮名) / 服部之総(著)
おれわたるを殺さないとすれば、よし袈裟けさ自身は手を下さないにしても、必ず、己はこの女に殺されるだろう。そのくらいなら己の方で渡を
袈裟と盛遠 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)