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『袈裟と盛遠』
ふりがな文庫
『
袈裟と盛遠
(
けさともりとお
)
』
夜、盛遠が築土の外で、月魄を眺めながら、落葉を踏んで物思いに耽っている。 その独白 「もう月の出だな。いつもは月が出るのを待ちかねる己も、今日ばかりは明くなるのがそら恐しい。今までの己が一夜の中に失われて、明日からは人殺になり果てるのだと思 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1918(大正7)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
一時
(
いちどき
)
下
(
もと
)
可愛
(
かわゆ
)
完
(
おわ
)
渡
(
わたる
)
異
(
ことな
)
虐
(
さいな
)
主
(
おも
)
卑
(
いやし
)
後
(
うしろ
)
憎
(
にくし
)
未
(
いまだ
)
柔
(
やさ
)
止
(
と
)
目
(
もく
)
仇
(
かたき
)
傀儡
(
くぐつ
)
傷
(
きずつ
)
償
(
つぐの
)
凋
(
しお
)
唆
(
そその
)
嫌
(
いや
)
完
(
まった
)
差支
(
さしつか
)
己
(
おれ
)
怖
(
こわ
)
恋歌
(
れんか
)
操
(
みさお
)
生々
(
いきいき
)
甲斐
(
がい
)
辱
(
はずかし
)
一図
(
いちず
)
中
(
うち
)
乳母
(
うば
)
今様
(
いまよう
)
何故
(
なぜ
)
光沢
(
つや
)
内気
(
うちき
)
凌辱
(
りょうじょく
)
刹那
(
せつな
)
化粧
(
けしょう
)
卑
(
いや
)
協
(
かな
)
口惜
(
くや
)
口髭
(
くちひげ
)
否応
(
いやおう
)
呪
(
のろ
)
哂
(
わら
)
唖
(
おし
)
嘲
(
あざけ
)
囁
(
ささや
)
大方
(
おおかた
)
好
(
い
)
姦婦
(
かんぷ
)
媚
(
こ
)
己惚
(
うぬぼ
)
帳台
(
ちょうだい
)
度
(
ど
)
弄
(
もてあそ
)
後
(
あと
)
復讐
(
ふくしゅう
)
怪
(
け
)
悶々
(
もんもん
)
憐憫
(
れんびん
)
成程
(
なるほど
)
抱
(
いだ
)
揚句
(
あげく
)
明日
(
あす
)
暈
(
かさ
)
暴露
(
ばくろ
)
曝
(
さら
)
月明
(
つきあかり
)
月蝕
(
げっしょく
)
月魄
(
つきしろ
)
朧
(
おぼろ
)
未練
(
みれん
)
汚
(
けが
)
流石
(
さすが
)
浅間
(
あさま
)
淫
(
みだ
)
溢
(
あふ
)
無明
(
むみょう
)
煩悩
(
ぼんのう
)
片靨
(
かたえくぼ
)
物
(
もの
)
猶
(
なお
)
痕跡
(
こんせき
)
癩
(
らい
)
盛遠
(
もりとお
)
築土
(
ついじ
)
羽目
(
はめ
)
背
(
そむ
)
落葉
(
おちば
)
蔀
(
しとみ
)
蔑
(
さげす
)
衒
(
てら
)
衣川
(
ころもがわ
)
袈裟
(
けさ
)
見透
(
みとお
)
覗
(
のぞ
)