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片靨
ふりがな文庫
“片靨”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かたえくぼ
78.6%
かたゑくぼ
21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたえくぼ
(逆引き)
此方
(
こなた
)
へ振向いたお雪の顔を見
上
(
あげ
)
ると、いつものように
片靨
(
かたえくぼ
)
を寄せているので、わたくしは何とも知れず安心したような心持になって
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
嫂は自分と顔を合せた時、いつもの通り
片靨
(
かたえくぼ
)
を見せて笑った。自分と嫂の眼を
他
(
ひと
)
から見たら、どこかに得意の光を帯びていたのではあるまいか。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
片靨(かたえくぼ)の例文をもっと
(11作品)
見る
かたゑくぼ
(逆引き)
捨吉は端折をおろすと、男のくせに
片靨
(
かたゑくぼ
)
を見せて、まだ閉め切つた儘の奧へ入つて行きました。
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と
口
(
くち
)
には
云
(
い
)
へどむづかしかるべしとは
十指
(
じつし
)
のさす
処
(
ところ
)
あはれや
一日
(
ひとひ
)
ばかりの
程
(
ほど
)
に
痩
(
や
)
せも
痩
(
や
)
せたり
片靨
(
かたゑくぼ
)
あいらしかりし
頬
(
ほう
)
の
肉
(
にく
)
いたく
落
(
お
)
ちて
白
(
しろ
)
きおもてはいとゞ
透
(
す
)
き
通
(
とほ
)
る
程
(
ほど
)
に
散
(
ち
)
りかかる
幾筋
(
いくすぢ
)
の
黒髪
(
くろかみ
)
緑
(
みどり
)
は
元
(
もと
)
の
緑
(
みどり
)
ながら
油
(
あぶら
)
けもなきいた/\しさよ
我
(
われ
)
ならぬ
人
(
ひと
)
見
(
み
)
るとても
誰
(
たれ
)
かは
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
片靨(かたゑくぼ)の例文をもっと
(3作品)
見る
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
靨
漢検1級
部首:⾯
23画
“片”で始まる語句
片
片隅
片手
片端
片頬
片方
片時
片側
片膝
片足
検索の候補
片笑靨
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斎藤緑雨
樋口一葉
夏目漱石
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野村胡堂