“疏水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そすい90.9%
そすゐ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キャラコさんが、あしをわけて疏水そすいのほうへおりてゆくと、いつものところに佐伯氏が待っていて、きょうは、たいへんおそかったと、いった。
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
閑静しずかだから、こっちへ——といって、さも待設けてでもいたように、……疏水そすいですか、あの川が窓下をすぐに通る、離座敷へ案内をすると、蒲団ふとんを敷かせる。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その儘嘘みたいに疏水そすゐに身を投げて死んで了つた。
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)