“象徴化”の読み方と例文
読み方割合
シンボライズ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠回しな象徴化（シンボライズ）を見せられると、反感とまでゆかず滑稽を感ずる彼だつたが、照子を思ふとどうやら自分の心持も「何故か、涙ながるゝ——」の気持らしかつた。
明るく・暗く (新字旧仮名) ／ 牧野信一(著)
童貞達の一切の生活が、そこに象徴化（シンボライズ）されて、よくそれを覚ることが出来たやうに思はれた。私はそれ以上に童貞達を見なくてもよかつた。また見ない方がよかつた。
トラピスト天使園の童貞 (新字旧仮名) ／ 三木露風(著)
新感覚的表徴は少くとも悟性によりて内的直感の象徴化（シンボライズ）されたものでなければならぬ。
新感覚論：感覚活動と感覚的作物に対する非難への逆説 (新字新仮名) ／ 横光利一(著)