“しょうちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
象徴55.2%
松蔦17.2%
消長6.9%
尚寵3.4%
勝重3.4%
少長3.4%
廠長3.4%
悄悵3.4%
祥兆3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの櫟林くぬぎばやしの冬景色は、たしかにこの塾の一つの象徴しょうちょうですね。ことにこんな朝は。——まるはだかで、澄んで、あたたかくて——」
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
顔も、左団次みたいな、立派な顔をしていました。長兄の顔は、線が細く、松蔦しょうちょうのようだと、これも家中の評判でありました。
兄たち (新字新仮名) / 太宰治(著)
すなわちこれ我輩わがはいが榎本氏の出処しゅっしょ所望しょもうの一点にして、ひとり氏の一身のめのみにあらず、国家百年のはかりごとにおいて士風消長しょうちょうめに軽々けいけい看過かんかすべからざるところのものなり。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
将軍尚寵しょうちょうは、性行淑均しゅっきん軍事に暁暢ぎょうちょうし、昔日せきじつに試用せられ、先帝これをよしとのたまえり。これを以て衆議、ちょうをあげて督となせり。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
郭攸之かくゆうし董允とういん費褘ひいの三重臣を侍中として、これに宮中のすべての治を附与した。また御林軍の司には、尚寵しょうちょうを近衛大将として留守のまもりをくれぐれも託した。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
辰勝の嫡子重光ちょうこうは家を継いで、大田原政増、清勝せいしょうに仕え、二男勝重しょうちょうは去って肥前ひぜん大村おおむら家に仕え、三男辰盛しんせい奥州おうしゅうの津軽家に仕え、四男勝郷しょうきょうは兵学者となった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
が、去年霜月、半左衛門の顔見世かおみせ狂言に、東から上った少長しょうちょう中村七三郎は、江戸歌舞伎の統領として、藤十郎と同じくやつしの名人であった。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
この話にもちょっとしたつづきがある。二、三年前、私は或る方面からの委託研究のことで、○○廠長しょうちょうという偉い人に会ったことがある。
その悄悵しょうちょうとして、あわい音色のクラリオネットが、「ここは御国を」などの、聴き馴れたものを、一つ一つ教えこむように吹き鳴らす時、黙々と聴入った黒吉の胸の中には、何かしらぬ熱いものが
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
時に道衍どうえん少しも驚かず、あな喜ばしの祥兆しょうちょうや、ともうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)