“松蔦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうちょう83.3%
しようてう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらの事情はつまびらかにしないが、弱冠にして老坪内博士の事業に拮抗する壮挙を実現し、左團次を筆頭に、猿之助、松蔦しょうちょう、寿美蔵
青春物語:02 青春物語 (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
顔も、左団次みたいな、立派な顔をしていました。長兄の顔は、線が細く、松蔦しょうちょうのようだと、これも家中の評判でありました。
兄たち (新字新仮名) / 太宰治(著)
源之助の名を継いだ五代目はまだ若いし、先代市川松蔦しようてうよりは融通はきくが、まだその年にも達してゐない。器量はもつと、あれを悪くした顔で、悪婆ものには、第一条件が欠けてゐる。
役者の一生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)