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松蔦
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しょうちょう
ふりがな文庫
“
松蔦
(
しょうちょう
)” の例文
それらの事情は
詳
(
つまび
)
らかにしないが、弱冠にして老坪内博士の事業に拮抗する壮挙を実現し、左團次を筆頭に、猿之助、
松蔦
(
しょうちょう
)
、寿美蔵
青春物語:02 青春物語
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
顔も、左団次みたいな、立派な顔をしていました。長兄の顔は、線が細く、
松蔦
(
しょうちょう
)
のようだと、これも家中の評判でありました。
兄たち
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
ああいう芸は模倣し易い
訣
(
わけ
)
だが、どういう訣か、此きりで無くなり相だ。源之助の名を継いだ五代目はまだ若いし、先代市川
松蔦
(
しょうちょう
)
よりは融通はきくが、まだその年にも達していない。
役者の一生
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
短歌
俳諧
(
はいかい
)
がそうであり、浮世絵がそうであると言い、また彼の生まれて初めて見たカブキで
左団次
(
さだんじ
)
や
松蔦
(
しょうちょう
)
のする芝居を見て、その演技のモンタージュ的なのに驚いたという話である。
ラジオ・モンタージュ
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
この時の夫人の驚きようの美くしかったこと……市川
松蔦
(
しょうちょう
)
だって、こうは行くまい。細長い三日月
眉
(
まゆ
)
の下で、大きな瞳をゆっくりとパチパチさした。唇を半分開いてワナワナと震わした。
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
蔦
漢検準1級
部首:⾋
14画
“松”で始まる語句
松明
松
松茸
松火
松林
松脂
松籟
松葉
松風
松魚