“常木鴻山”の読み方と例文
読み方割合
つねきこうざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこには、お三輪みわ乙吉おときちが、預けられていた。そして常木鴻山つねきこうざんは、居所もさだめず、何かの画策かくさくのため、奔走ほんそうしているという。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「見忘れておるのももっとも、もう十年も以前に、そちや多くの召使にいとまをつかわした頃から浪人いたしておる元天満与力てんまよりき常木鴻山つねきこうざんじゃ」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分はお千絵様に会うことを一時思い止まって住吉村にある常木鴻山つねきこうざんへ、事態の急変を知らせたいという気持を述べた。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)