“ときはぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
常磐木44.4%
常盤木22.2%
常磐樹16.7%
常緑樹11.1%
常緑木5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたかも若草の緑が常磐木ときはぎのそれになるやうな、或る現実的な強さが、あきらかに其処にも現れつつあるのであつた。
陰気な常盤木ときはぎばかりが立て込んで
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
出口でぐちやなぎ振向ふりむいてると、もなく、くるまは、御神燈ごしんとうのきけた、格子かうしづくりの家居いへゐならんだなかを、常磐樹ときはぎかげいて、さつべにながしたやうな式臺しきだいいた。明山閣めいざんかくである。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あめまれにしんみりとつても西風にしかぜあさから一にちあを常緑木ときはぎをもどろなか拗切ちぎつて撒布まきちらすほどつのれば、それだけでつちはもうほとんどかわかされるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かへるいよ/\ます/\ほこつてかしのやうなおほきな常緑木ときはぎ古葉ふるはをも一にからりとおとさせねばまないとする。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)