“古葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふるは83.3%
ひね16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
常緑木の中でも、松や杉は青々とした葉の下に黄ばんだ古葉ふるは簇々むらむられて、自ら新にす可く一吹いっすいの風を待って居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
かへるいよ/\ます/\ほこつてかしのやうなおほきな常緑木ときはぎ古葉ふるはをも一にからりとおとさせねばまないとする。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
細かくってすみませんが、秦野はたの古葉ひねを二十年員としかずの並物を二十匁、甘いところで水府もの少々と蒔田物まいだものをまぜて三十匁ばかり。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「秦野の古葉ひねは小出しがしてなくてお生憎様あいにくさまですが、薩摩さつまじゃ如何でございましょう」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)